【水耕栽培】システムをいくつか改善しました~

こんにちは。桂田社長の右腕の兼田です。

テスト運用から見つかった改善点を、いくつか直すことができました。

見つかった改善点をまとめると、


まず、豆苗の輪郭面積の値がおかしかったのですが、これは撮影前に画角を確認すること、豆苗を動かさずに水を入れ替えることで改善できると考えました。また、そもそも豆苗がそんなに伸びていないかもしれません。


次に、定点カメラの設定時刻がズレていたことと、温度を取得するプログラムを無限ループで回していたので、長期間運用すると実行のタイミングに誤差が生まれてくることがありました。


最後に、使っていた定点カメラでは、撮った写真がタイムラプスとして保存されてしまうのですが、これに関してはカメラの問題なので、新しいものに変えなければいけませんでした。

また、2つ目の改善点の「定点カメラの設定時刻がズレていた」ということを防ぎたいので、新しいカメラはRaspberry Piにつなぐことが出来るものが良いです。


これらの改善点が見つかりました。



とりあえず、

①カメラの画角を確認する
②豆苗を動かさない
③豆苗を収穫して、成長を分かりやすくする

④WebカメラをRaspberry Piにつないで、一定の時間間隔で撮影できるようにする

ことをしました。


④が苦戦すると思ったのですが、思いのほか早くできました。

使ったWebカメラは家にあったLogicoolのもので、画角を確認した後、このように固定しました。

豆苗は収穫した後、正しい位置に印をつけました(カメラを置いている台も同様にしました)。

WebカメラをRaspberry Piにつないだ後、シェルスクリプトというものとcronで(詳しくはこの記事)、1時間ごとに撮影するように設定しました。実際に撮った画像がこちらです。


このような感じで、①~④を改善することが出来ました。


「温度を取得するプログラムが、長期間運用すると実行のタイミングに誤差が生まれてくる」ことに関しても、cronを使えば改善できるはずなのですが・・・。ただ、僕もこれでも受験生で、ずっとプログラムを書いているわけにはいかないので。

今日はこのくらいにしておきます。(まぁ、数日で数十秒の誤差がでる程度ですし、結局撮影と温度の取得、それぞれの実行には元々時間差があって、同時にしようと突き詰めるとキリがないので優先順位を低く見積もっています。)


桂田農園に来てくださり、ありがとうございます。

まだ1回目のテスト運用の考察の記事を公開してから数時間しかたっていないですが、1時間ごとの撮影を開始してしまったので、温度も取得させています。何かまたマズいことがみつかれば、途中で改善したいと思います。

桂田農園

福井県の高校生が新鮮な野菜を作っています。